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虹について

『虹の理論』(中沢新一著)p96~99
…虹が立ち上がる。虹が空にむかってふきあがる。玉虫色のその光の柱のふきあがったその場所に、奇妙なことには、こんどは市を立てて、ものの売買をしなければいけないというのだ。…

虹が身をひきはなそうとしているのは、大地なのである。虹は大地に秘められてきた力を、雨あがりの大気を利用して、いっきに空高くふきあげ、大気のエーテルのなかにその力を解き放ってしまおうとしているのだ。フォークロアでは、虹は大地の底深くに棲みついた龍蛇で、その蛇が大空に向かって駆けのぼるとき、虹があらわれる、と語られることが多い。(以上が引用)

虹の理論

虹は大地の力が龍の姿となって駆け上がる姿、とは、なんという力強い表現だろう。

虹_20061013_三笠
*2006年10月13日・三笠市にて

一方、ドーキンスは『虹の解体』で、光をプリズムで解体し人工的に虹を作り出したニュートンの話をする。虹の原理を解き明かしたことで、虹の美しさは損なわれただろうか?

「たとえ私たちが虹を解体したとしても、虹はなお、すばらしさを失うことはないだろう」と彼は言う。

今の私は、①大地から駆けのぼる龍をイメージしたい人間である一方で、②プリズムで虹を解体して人工的に作り出そうとする人間でもある。この震幅の大きさをしばらくは楽しみ、いずれは着地点を見いだしたいと思う。

虹_揖斐川町_20171023_2
*2017年10月23日・揖斐川町にて
プロフィール

桃姫の飼い主

Author:桃姫の飼い主
南極大陸を横断したグリーンランドハスキー犬『キンタ』を曾祖父に持つ由緒正しい駄犬『桃姫』とその飼い主が綴る、北の空の観天”呑気”

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宣言:「私は原子力を利用しない世界を求めます」

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