カズオ・イシグロ

とても苦しい時期にふと差し伸べられる手や暖かい言葉に癒やされる、そんな経験はないだろうか。その経験はその人にとって、その後ずっと心に残り、心のより所になることもあるだろう。一方で少しの善意から手を差し伸べた人、言葉を掛けた人にとっては、そのことは普通のできごとで、記憶にも残されていないかも知れない。そんなすれ違いは世の中に沢山あるのだろう。

『私を離さないで』を読んで時間が経過してしまい、ストーリーを正しく記憶していないけど、そんな切ないイメージが残っている。物語の本質とは離れているかも知れないm(_ _)m。『日の名残』はとても静かな物語。眠くなるのを我慢して読み進めていくと、ラストは清々しい余韻が残る。

いずれも翻訳は土屋政雄氏。私は『栄光と狂気』(ハルバースタム著)以来の土屋ファン。彼の翻訳でカズオ・イシグロの作品を読める幸運を感じている。
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桃姫の飼い主

Author:桃姫の飼い主
南極大陸を横断したグリーンランドハスキー犬『キンタ』を曾祖父に持つ由緒正しい駄犬『桃姫』とその飼い主が綴る、北の空の観天”呑気”

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宣言:「私は原子力を利用しない世界を求めます」

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