『奥入瀬自然誌博物館』(河井大輔著、NPO法人奥入瀬自然観光資源研究会)

本日は書籍を一冊、紹介させていただきます。先日、NPO法人奥入瀬自然観光資源研究会
(通称「おいけん」)から出版された『奥入瀬自然誌博物館』です。

著者の河井大輔氏は同法人の代表で、彼の名をご存じの方も多いと思われますが、以下に
簡単に紹介させていただきます。

一昔前、RISEをいう幻の名雑誌がありましたが、その編集に携わっておられました。その後、
バーダー御用達の『北海道野鳥図鑑』を共同執筆され、雑誌ファウラ紙上ではファウラ博物誌
と銘打って北海道の動植物に纏わる美術、文学、紀行(特に松浦武四郎)などを独自の視点
から紹介されています。

ファウラ創刊号で彼は高らかに宣言されています。ネイチャーランブリング(自然遊歩)による
博物学の復権について、「博物学は「学問」という硬殻を脱ぎ、高い敷居から私たち市井のもと
へと還ってきたのだ」と。今回、新著を上梓された彼を見ていると、眩しく感じられます。ファウラ
発刊当時そのままのぶれない河井氏が、奥入瀬を舞台にして躍動している、そんな印象を持ち
ます。

彼の活動のベースには、生物間相互作用への深い理解があります。それを出発点として、その
一つ一つを自らがフィールドで観察し、最も美しい瞬間を写真で捉えようと努力されています。
科学と美学の融合。本書はそのひとつの到達点ではないかと思われます。

動画によるCMも提供されているので、お時間があればそちらも覗いてみてください。
https://www.youtube.com/watch?v=FgNfm478PAU
https://www.youtube.com/watch?v=4vzumxc_RA8

お求めはおいけんのHPもしくは岡山の蟲文庫から可能とのこと。
http://www.oiken.org/
http://mushi-bunko-diary.up.seesaa.net/doc/about.html

本書は、奥入瀬の自然だけに限らず、自然観察の示唆に富んでいますし、何よりとても美しい本
です。ご購入をご検討いただけますよう、よろしくお願いいたします。

『奥入瀬自然誌博物館』表紙_r

プロフィール

桃姫の飼い主

Author:桃姫の飼い主
南極大陸を横断したグリーンランドハスキー犬『キンタ』を曾祖父に持つ由緒正しい駄犬『桃姫』とその飼い主が綴る、北の空の観天”呑気”

なお、ブログ中の拙い写真・絵画イラスト・文章等の著作権は放棄しておりませんのでご留意ください。

宣言:「私は原子力を利用しない世界を求めます」

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