『みつばちの大地』"More than Honey" DVD

以前に購入してあったDVDをようやく通しで見た。

ミツバチあるいは養蜂の現状を伝えるドキュメンタリー映画。

カリフォルニアのアーモンド農家の規模の大きさに驚いた。受粉に使われるミツバチは、生き物としては扱われていない。マシーンだ。一匹一匹がどうなろうと知ったことではない。完全にマスとして扱われている。アメリカの大規模農場の運営がどのようなものか、もし知りたかったら、この映画はうってつけかもしれない。しかし不幸なことに、そこで採れた作物や蜂蜜を食べたいとは思わなくなるかもしれない。

それと平行してヨーロッパはスイスの、伝統的な在来種による養蜂家の姿も描かれる。アメリカの養蜂家との違いが鮮明だ。しかし、一見穏やかに見えるヨーロッパの片田舎にも、外来種(黄色いミツバチ)がもたらす病原菌の脅威が忍び寄っていることを知る。

また、女王蜂を育てて世界58カ国に販売しているオーストリアの養蜂家母娘が紹介される。女王蜂と何匹かの働き蜂を小さな木箱にパッキングして、「さあ60ユーロのできあがりだわ」と笑う姿は、したたかだが力強い。ミツバチの生態を知り尽くし、それを生業にしている誇りを感じる。

ミツバチは多くの果樹や野菜の受粉に欠かせない。そのミツバチが世界中で急激に減少していて、原因は謎だという。映画監督のマークス・イムホーフはその答えを求めて世界を旅し始めた。

映像の中で紹介されていたアインシュタインの言葉が印象的だった。「ミツバチが死に絶えても、人間はその後、4年は生き残るだろう」。ちょっと意訳か。人間はたったの4年しか生きながらえることはできないだろう、という衝撃。

“If the bee disappeared off the surface of the globe, then man would have only four years of life left. No more bees, no more pollination, no more plants, no more animals, no more man.”
プロフィール

桃姫の飼い主

Author:桃姫の飼い主
南極大陸を横断したグリーンランドハスキー犬『キンタ』を曾祖父に持つ由緒正しい駄犬『桃姫』とその飼い主が綴る、北の空の観天”呑気”

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宣言:「私は原子力を利用しない世界を求めます」

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