ロシアの科学者からのメール その後

ロシア科学アカデミーのプロシュカリキン博士に論文の送付を依頼していた件ですが、本日、ご返事とともに論文(PDF)を送っていただきました。

「忙しくてご返事が遅くなってごめんなさい」とのコメントとともに、依頼していた14文献の内、12編のPDFで送ってくださいました。

送ってもらえなかった論文は、メールで博士にお尋ねした「ムカシハナバチ属」以外の分類群、すなわち「メンハナバチ属」の同定に関する文献でした。「ムカシハナバチ属だけでも大変なのに、それ以外のものに手を出すな!」ということでしょうか。確かに、そうだと思います(汗)。

これで宿題ができました。北海道のムカシハナバチ属について、しっかりと取り組みたいと思います。その結果、いつか博士のご親切に報いることができたら、と考えています。

【追記 ー興味があるという希な方へー】
私から博士へのメールで、「北海道には3種しか居ないことになっているが、もっといるのでは?」という希望的な(稚拙な)印象を述べたところ、次のようなコメントをいただいています。「日本のハナバチ相はとてもよく研究されています。また、温暖地域の島嶼のハナバチ相は概して貧弱です。だから、北海道で3種しかムカシハナバチ属が記録されていないことは驚くことではありません。近くのサハリンや国後でも同じように3種しか確認されていません。この仲間は中央アジアや地中海沿岸のような乾燥〜亜乾燥地域を好むグループです。」

【追記2 ー興味があるという希な方へー】
北海道とサハリン、国後で確認されているムカシハナバチ属の種は以下の通りです(M.Kuhlmann&M.Y.Proshchalykin,2011)。

つまり2種は共通しているが、一種は異なっています。C. babaiもC.impunctatusもともにColletes clypearis-Groupというグループに属する種で、旧北区を特徴付けるグループとのこと。旧北区では28種が確認されており、お隣の中国からはそのうち23種が報告されています(Ze-Qing Niu,Chao-Dong Zhu&M.Kuhlmann,2013)。気候的には寒冷地を好むグループようで、ここらへんのことを取っ掛かりとして先に進んでいければ、と考えています。それにしても何事も奥が深いっすね!(汗)

________________北海道_______サハリン______国後

Colletes collaris______○__________○__________○

C. floralis___________○__________○_________○

C. babai____________○

C. impunctatus__________________○

プロフィール

桃姫の飼い主

Author:桃姫の飼い主
南極大陸を横断したグリーンランドハスキー犬『キンタ』を曾祖父に持つ由緒正しい駄犬『桃姫』とその飼い主が綴る、北の空の観天”呑気”

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宣言:「私は原子力を利用しない世界を求めます」

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