『ひとの居場所をつくる』(西村佳哲著)

著者の前著=『自分の仕事をつくる』を読んだ後、心に引っかかる物があり、読み始めた本。

ひとの居場所をつくる

前半部分は正直、「何の話や?」と感じた。金と時間がある人たちが遠野で馬を飼う話か
い?、そんな印象を持ったのだが、テーマの中心人物である田瀬理夫氏が考えていること
が明らかになるにつれ、この本で著者が伝えたいことが少しずつ分かって来て、それとと
もに、自分の価値観が揺さぶられた。

景観というのは、その地域の人々の暮らしが反映される、という当たり前のことを再確認
することになる。確かに、今、日本はどこも同じような景観になりつつある。

現在の日本の景観を佳しとしない人たちはたくさんいる。それを指摘する人もたくさんい
る。しかし、そういうことに気がついて実戦している人はとても少ない。田瀬さんたちが
やっていることは、そういうことなんだろう。

大事なことは、時間と手間を掛ける、ということだという。世の中にはその真逆の「即席
の物」が溢れかえっている。

自分の仕事に対して、どこまでを射程としているのかを意識すること。これも考えさせら
れたこと。空間的と時間的な射程を…。

ところで、この読書を通じて、自分にもささやかな変化が現れた。とりあえず、春になっ
たら庭にリンゴの樹を植えようと思う。その場所は、隣家のリンゴの樹の隣にしようと思
う。それから手間ひまを掛けよう。そうすればもっと沢山の虫が来るだろう。ここらへん
の景観もちょっとはましになるだろう。そう期待して…。
プロフィール

桃姫の飼い主

Author:桃姫の飼い主
南極大陸を横断したグリーンランドハスキー犬『キンタ』を曾祖父に持つ由緒正しい駄犬『桃姫』とその飼い主が綴る、北の空の観天”呑気”

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宣言:「私は原子力を利用しない世界を求めます」

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