何やつ?

市道沿いの家の塀に這っているイワガラミの葉上にコイツはいた!全長は3.5mmほどと小さく、ほとんどの人は存在にも気がつかないだろう(笑)。捕虫網を持っていなかったので、家まで取りに戻ったが、ありがたいことに、同じ場所に固執していてくれた。現在、同定中。結果が分かったら追記します。

【追記】
『絵解きで調べる昆虫』(日本環境動物昆虫学会)「双翅目昆虫の絵解き検索による分類」(笹川満廣)によると、件のハエはアシナガバエ科に属することが分かった。

『新訂原色昆虫大図鑑 Ⅲ』によると、アシナガバエ科の昆虫は日本からは12属100種が記録されているが、研究がほとんど進んでいないので、数はこれから著しく増加することが予想されている。オドリバエ上科の一群が水辺環境に適応放散したものとされているが、 葉上で主に生活するホソアシナガバエ亜科などの属が知られている、のだそう。本図鑑には 属までの検索表すら載っていない(涙)。


【追記2】
 九州大学の三枝先生がホソアシナガバエ亜科の属までの検索表を作成されていた。

 http://diptera.jp/usr/local/bin/perl/dipbbs/img/5792.txt

【追記3】
はなあぶ No.30-2(2010)「関東地方にて採集したアシナガバエ科の記録」(田悟敏弘) が現在参照できる、最もまとまった資料であることが判明。日本産の種が明らかになった際に照合できるように、手元の68種の記録を試みたもの。すばらしい仕事だと思う。


ようく見ると宝石のごとく美しい生き物が身の回りにウヨウヨ生息しているのに、それを見ている人があまりにも少なく、さらに研究している人はそれ以上に少ない、という現実があります。私も同様に、気がついていなかった一人なのであります。このハエ、標本にすると直ぐに複眼がへっこみ、オレンジ色の金属光沢は消え去りました。生きていることで保たれる美しさがあることを実感しました。

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桃姫の飼い主

Author:桃姫の飼い主
南極大陸を横断したグリーンランドハスキー犬『キンタ』を曾祖父に持つ由緒正しい駄犬『桃姫』とその飼い主が綴る、北の空の観天”呑気”

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宣言:「私は原子力を利用しない世界を求めます」

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