最高気温 3℃

痺れる寒さ。この気温で小一時間もバイクに乗ると、指の先の感覚がなくなる。

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夕暮れ時の空ツアー

空の観察のため、夕暮れ時に近くの丘に登っている。

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夕日とは逆方向の地上からの光芒

夕日が沈む時刻、東の空を見ると、地上の一点から淡い紅色の光芒が見えた。
なんだろうね?

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ネットで調べたところ、この光は「反薄明光線」と呼ばれる現象のよう。太陽の光が雲などに遮られて、そこから漏れた光が大気中の水蒸気などに反射して見える光、とのこと。確かに、西側には雲があって、沈んでいく太陽から沢山の光芒が漏れていた。

一点から光が漏れてくるように見えたのは、見かけ上のことで、太陽光線は平行に進んでいるのだけれど、地上から見ている観測者からは一点に収束する、あるいは一点から発散するように見える。夜空の流星群がある一点(輻射点)から流れ出てくるように見えるのと同じ理屈。平行な線路が遠くで一点に収束するように見えるのと同じ原理。

一昨日の大気光学現象

一昨日撮影した現象を映像の中で確認しておきたい。
Frequent Halo

パリーアークは比較的珍しい現象とされている。タンジェントアークの近くに現れる上に、太陽光度によってその場所や形が変化するのだそう。大気光学現象を専門に扱っているAtmospheric Opticsの解説を下図に引用させていただくと、パリーアークは上部だけではなく下部にも現れることが分かる。

撮影時刻は11時30分頃で、その時の札幌市での太陽光度は約25°であった。下図の25°の様子を見ると、この太陽光度では、下部パリーアークと下部タンジェントアークは重なっていて分離できないことが分かる。
パリーアーク

以下の現象は全て比較的希な現象とされている。ウェーゲナーアークは円ではなく、向日(見えていない)に向かって収斂する涙のような形をしているが、その形がなんとなく分かる程度には写っている。120°幻日は左右とも写ってはいるが、とても淡い。
Infrequent Halo

昨日の大気光学現象について

いったいどれくらいの大気光学現象が知られているのだろうか?

Atmospheric Opticsという大気光学現象を専門に扱っているイギリスのサイトに準拠すると、

比較的頻度高く見られる現象は以下のように整理されている。
Frequent Halos

一方で出現頻度が少ない現象は以下のように整理されている。
Infrequent Halos

これらを参考にすると、昨日撮影した写真には以下の1110種類の現象が写っていたことになる。

【出現頻度が高い現象】
内暈(22°ハロ)、幻日、幻日環、上部タンジェントアーク、下部タンジェントアーク

【出現頻度が低い現象】
120°幻日、ウェーゲナーアーク、上部ラテラルアーク、下部ラテラルアーク、パリーアーク

札幌で著しい大気光学現象

今日は素晴らしい大気現象を見ることができた。
11:15〜12:00の限られた時刻に空を見上げた人だけに与えられたご褒美。

通常の22°ハローや幻日だけではなく、日本では珍しいと言われる明瞭なパリーアークや幻日環(360°!)など数多くの現象がが見られた。

幻日環も一重ではなく二重になっていたし、虹のような光学現象も太陽の左右下方と幻日環の中に見られた。

写真も数多く撮影できたので、いったいどれだけの現象が発生していたのか、じっくりと調べてみたい。撮影機材は全て、EOS 5D + Sigma 15mm Fisheye。

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太陽光を手で遮って撮影。22°ハロの天頂側にパリーアークが輝いている。別の写真には下部のパリーアークも写っていた。下部はタンジェントアークのみのようで訂正します。

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天頂を撮影。幻日環が二重になっている。

寒すぎる

昨日からずっと北風が吹き続けている。
雪雲がちぎれて南へ流されていく。
とてもバイクに乗るような気温やないで(涙)。

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紅葉進む札幌

札幌市内の紅葉が進んできた。
ヤチダモの黄色はピークで、イチョウはもうちょいだろうか。
カツラの木の下を通ると、甘い匂いが漂っている。

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初雪

いやあ、いきなり来たね。
昨夜は雷を伴ってみぞれ降っていたが、寝る頃には雪が本降り。
朝にはべたついた雪が積もっていた。車はまだ夏タイヤだ。

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朝から雷

朝の6時頃、近くに落雷あり。驟雨一時激し。
寒冷前線が通過しています。夜は雪の予報。

雪虫

そうそう、札幌ではもう雪虫が飛んでいます。
初めて見たのは3日前のこと。
そろそろ平地でも雪が降る季節になりました。

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エキスポシティから太陽の塔

京都の娘から送られてきた映像。
日本一の高さの観覧車から見た太陽の塔、とのこと。

太陽の塔と言えば、20世紀少年!
舞台はちょうど、我々世代が過ごした時代。
夏が眩しい。万国博覧会。豚のパビリオン。

パビリオンという言葉もあの時以来使ってないかも。

太陽の塔_20161016

『鳥を描き続けた男 鳥類画家小林重三』(国松俊英著、晶文社)

鳥を描き続けた男

小林重三(しげかず)は明治〜昭和に活躍した鳥類画家。本書は個人の評伝ではあるが、それだけではなく、同時期の日本鳥学会の旗揚げに関わった人々が多く登場し、その歴史を俯瞰できる内容となっている。

小林は1887年に福岡小倉にて生まれ、1975年に神奈川県藤沢市に没した。日本の鳥の三大図鑑といわれる、黒田長禮『鳥類原色大図説』、山階芳麿『日本の鳥類と其生態』、清棲幸保『日本鳥類大図鑑』のすべてに鳥類画を描いた画家として知られる。

日本の鳥類学の創生期を牽引した人々を少し紹介したい。ほとんどの人が華族の出身で身分が高く、経済的に恵まれていた。華族と聞いてピンと来ないかもしれないが、本書ではその辺りも丁寧に解説されていて分かりやすい。

・黒田長禮(ながみち)は九州福岡藩・黒田家の第14代当主、…殿様ですね。

 祖父・長知(筑前福岡藩の最後の藩主)の代から羽田に鴨場を所有していて、幼少より鴨猟で遊ぶ。現在、羽田空港が在る辺りのこと。長男の長久氏も山階鳥類研究所・所長などを務められた鳥類学者で、我々には長久氏の名の方がなじみ深い。

・松平頼孝(よりなり)は府中松平家藩主の子で子爵。

 この人はお金の使い方は凄かったらしい。動物採集家の折居彪二郎(おりいひょうじろう)らに依頼して大量の標本を収集したという。しかし、元あった莫大な資金は鳥類趣味や遊興に使い果たしてしまい没落。

 琵琶湖畔にいた小林に鳥の絵を描かせるために東京に呼び寄せたのが、この松平子爵。書斎にはイギリスから取り寄せた鳥類の図鑑が多数あり、小林もそれで学んだという。どんな画家の本があったかというと、

  ・ジョン・グールド John Gould (1804-1881)
  ・トマス・ビューイック Thomas Bewick (1753-1828)
  ・エドワード・リア Edward Lear (1812-1888)
  ・アーチボルト・ソーバーン Archibald Thorburn (1860-1935)

 → Bewickは銅板ではなく小口木版で描いた!!
   今回はBewickの小口木版を知ったことが一番の収穫だったかも。
 → 小林はThorburnがお気に入りだったそう。

・山階芳麿(やましな よしまろ)の山階家は、天皇家のご親族にあたる皇族の一つで、芳麿は宮家の第二王子として生まれた。彼が収集した標本や資料は奇跡的に戦災から免れ、現在は山階鳥類研究所に引き継がれているという。

・蜂須賀正氏(はちすか まさうじ)はかなり異色の鳥類学者だ。阿波藩主・蜂須賀家第16代の当主。ケンブリッジ大で学び、絶滅鳥ドードーの研究で北大から学位を得た。生物分布境界線・蜂須賀線として名を残す。一言で表すと、破天荒ということになるのか。メッチャ面白い人。 祖父は徳島藩知事、後に侯爵となった蜂須賀茂韶。北海道雨竜町の蜂須賀牧場を経営し、小作人との訴訟で知られる。

・清棲幸保(きよす ゆきやす)は信濃国松代藩第11代藩主・真田幸民の末子(三男)として生まれる。伏見宮邦家・清棲家教伯爵に養子として迎えられ、清棲姓を名乗る。
【追記】真田姓でお気づきの方もおられるかも知れないが、松代藩初代藩主は現在、NHK大河ドラマにて出演中の大泉洋演じる真田信之。歴史の流れを感じる。

最後に大下藤次郎について、ちょっとだけ。大下は美術雑誌『みづゑ』の創刊者。透明水彩による素晴らしい風景画の数々を描いただけでなく、描法自体を世に広めることに尽力された方。大下は小林の絵の師であったという。その辺りも本書に詳しい。小林も終生、風景画家であったという。

大下藤次郎_みづゑ

新十津川〜浦臼〜三笠

本日も休み。カミさんと新十津川方面の温泉にGO!

帰り道、稲刈りが済んだ棚田越しピンネシリ岳を眺める。上部に少しだけ雪。
かつて積雪期に、頂上直下で滑落してヘリコプターで回収されたことのある、思い出深い山だ。

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食事を楽しみにしていた浦臼の「しいたけ飯店」は、ナント8〜10日に臨時休業ですと。
入浴中も「今日は何を食べようか」、考えを巡らせていたのに、ショックを隠せない。

虎杖浜〜室蘭・測量山

本日は休み。かみさんと温泉へ。
虎杖浜のいつもの温泉に入ってから、室蘭方面へ移動。

白鳥大橋は工事中で対岸に渡れず(涙)(片側のみ通行止め)。橋のたもとの焼き鳥屋さんで昼食。
焼き鳥は豚の肩ロースの焼き(鳥)で、味はちょっと濃いめ。言い訳っぽい解説に苦笑。
焼き鳥丼_20161009

その後、強風吹きすさぶ測量山に立ち寄る。湯冷め著し。
鳥屋さんは2名ほど、長筒で粘っておられたが、時々驟雨が抜ける難しいコンディション。
長筒はおそらくNikkonの600mm。5分ほどの滞在で、見たのはオオタカ2羽のみ。

測量山_20161009

今年初めてのストーブ

今朝の空。雲底のざらつき加減が冷たい空気の流入を示している。

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夜にはとうとうストーブを焚き始めた。稚内で初雪。

『拝啓、藪内正幸様』(藪内正幸美術館) つづき

肝心の藪内さんの絵について何も書いていないので、少しだけ紹介させてほしい。

日本野鳥の会会誌「野鳥」No.565、1994の表紙を飾る「シロハヤブサ」。
シロハヤブサ_藪内正幸_l

同上「野鳥」No,689、2005の表紙を飾る「クロツグミを狙うオオタカ」。
オオタカ_藪地正幸_l

同上の研究誌「Strix」の表紙を飾る「フクロウ」。
Strix_薮内正幸_l

なんだろう、絵が上手いというのではない。でも、絵の持つ生命力に惹き付けられる。一度見たら忘れられない、そんな力強さを放っている。

『拝啓、藪内正幸様』(藪内正幸美術館)

藪内正幸さんは著名な動物画家で、2000年に亡くなられている。私は彼の絵を野鳥の会の会誌や研究誌の表紙で見てきたので、馴染みのある画家である。

八ヶ岳山麓には藪内さんの原画を展示している美術館がある、という。今回紹介するのは、そこが発行している小冊子で、通信販売で入手が可能。

藪内正幸

本書は、生前に画家と接点があった人たちが、天国の画家に手紙を書く、という趣向で寄稿された文章が編纂されたもの。

写真家の叶内拓哉さん、音響研究者の松田道生さん、児童文学者の国松俊英さん、亡くなってしまったが根室の高田さん、鳥類画家の水谷高英さん、神戸宇孝(こうど・うたか)さん、小菅前旭川動物園園長ほか多数が寄稿している。マーリン通信の若杉さんも…。

内容から、藪内さんのお人柄が忍ばれるのはもちろんのこと、関わった人たちの多士済々ぶりにも驚く。

…で、トップバッターの塚本洋三さん。元・日本野鳥の会の研究部長〜副会長で、今はモノクロ写真のアーカイブを運営する会社を主催されているバード・フォト・アーカイブス

一度、アーカイブの中を覗いてみてほしい。ねっ、ちょっと変わった人だよね。今時、フィルムで撮影されたモノクロ写真を管理・運営する会社を主催するなんて!

昔のモノクロフィルムで撮影された写真は、もちろん歴史的な価値はたっぷりとあるのだが、中には、今のレベルから見たら「何コレ?」的な写真も結構多い。でも、「当時のツールで今、これが撮れるかい?」と聞かれると、うーんと唸るしかない。実際にトライしてみるしかないでしょう、という気持ちになってくる。例えば、ハリオアマツバメの写真

一方、現代のカメラ(Ex.EOS7D+400mm)で撮影するとこんな↓感じ。アマツバメの写真。
アマツバメ_20160617_bifuka

感度を上げることで被写界深度を稼ぐことができる。手ぶれ機能&動体モード付きオートフォーカスで追尾しながら、秒間何コマという超連写で撮れる。フォトショップを使えば画質をコントロールできて、トリミングも自由自在。

でもなんやろう、この違和感というか、申し訳なさというか、物足りなさというか…。
「ええやん、良い写真さえ撮れれば」と言ってしまえばそれまでなのだが…。

おっと、藪内さんの本の紹介がとんだ所に来てしまった。とにかく色々な発見がある本です。

(つづく)

『鳥類学者 無謀にも恐竜を語る』(川上和人著)

最近、全然本を読んでいない。
何故か?根気が続かないから。
何故か?老眼が進んでいるからか、痴呆が進んでいるからか…。

一念発起して読んだのがこの本。
内容を書くのは面倒くさい。一言、かなり面白かった。えっ、そんだけ??
鳥類学者 無謀にも

上記の本を読むのに傍らに置いていたのは、この本。
ひたすら鳥の骨について記述している、興味のない人にはとてつもなく退屈な本。
でもねえ、これが面白いんだわ。『鳥類学者…』と一緒に読むとね、尚更に。
鳥の骨探

秋の空気

北海道はすっかり秋めいてきた。
空気もヒンヤリしていて、稲わらを焼く匂いが漂っている。嗚呼、秋だなあ。

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いつも素晴らしい眺めを提供してくれている、この町はずれの牧場。
ここを管理されていた、娘の同級生のお父さんが先月、亡くなった。ご冥福を祈る。
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プロフィール

桃姫の飼い主

Author:桃姫の飼い主
南極大陸を横断したグリーンランドハスキー犬『キンタ』を曾祖父に持つ由緒正しい駄犬『桃姫』とその飼い主が綴る、北の空の観天”呑気”

なお、ブログ中の拙い写真・絵画イラスト・文章等の著作権は放棄しておりませんのでご留意ください。

宣言:「私は原子力を利用しない世界を求めます」

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