鼻炎の原因は?

最近、鼻がむずむずする。鼻炎の原因は花粉か? それを確かめるために、昨日、庭先の桃姫の小屋の上にプレパラートを置いておいた。

置いて2時間ほどで雪が降り始めたの取り込んだ。検鏡の結果、それほど多くはないものの花粉が補足されていた。外形から少なくとも3種類が含まれていた。花粉はグリセリンで補足した後、塩基性色素で染色しただけ。

Poll20170305_01.jpg*トゲトゲの形態からキク科のように思われるが、周辺にはまだタンポポなどは見られない。

Poll20170305_02.jpg*ラグビーボール様の形態からユリ科が想起されるが、春に咲くユリ科って?

Poll20170305_03.jpg*この型の花粉が一番多かったが、今のところよく分からない。鼻炎の原因として、始めハンノキを疑ったが、残念ながらハンノキの花粉は含まれていないようだ。

以前に撮影したハンノキの花粉↓ハンノキの花粉は綺麗な5角形を呈するので、区別は付くと思われるのだが…。
poll20110410_1_ハンノキ類

コモチイワレンゲの花粉

植物の名であるが、『新北海道の花』(梅沢俊著)によると、アオノイワレンゲと同属で、葉腋から走出枝を出し幼苗をつくって増える種として、コモチイワレンゲを記載しているが、最近、北海道により編纂された『北海道動植物種名目録_2014年暫定板』にはコモチレンゲと記載されている。
コモチイワレンゲ_20151006

花粉の形態は、他のベンケイソウ科の花粉と同様に(『被子植物の花粉』(黒沢喜一郎、大阪市立自然史博物館収蔵資料目録 第23集)、やや扁球状で、AMBは亜円形、管口は溝孔型、NPCは345、大きさは17〜19μ×16μであった。
poll20151006_01_コモチレンゲ_l

コモチイワレンゲ

心配された爆弾低気圧ですが、札幌では雨も風もさほどではありませんでした。
午後は日差しが戻ってきています。

庭の鉢に植えたコモチイワレンゲの蕾が膨らみ始めました。開花までもう少しかと…。
今年は花粉を観察できたら、と思います。
komochiiwarenge.jpg

花粉団子の中身

エゾミソハギに訪花していたハイイロマルハナバチの花粉団子を採集して、中身を顕微鏡で見てみることにした。

エゾミソハギを訪花したハイイロマルハナバチ

拡大すると、エゾミソハギの花粉には少なくとも大小2種類あることが分かる。大きさは、大が27.0μ(N=10、25.0〜29.5)、小は17.4μ(N=10、15.5〜20.5)であった。

長短糸花粉の状況_500

エゾミソハギは株によって雄しべと雌しべの長さが異なる『異型花柱性』の植物として知られている。
雄しべの長さは、長・中・短と3タイプあるそうなので、花粉の大きさも、よく観察すると3種類に分けられるのかも…。

poll20150829_01_エゾミソハギ
*小さい方の花粉の拡大図

花粉団子の色

ミツバチの仲間は後脚の脛節(ケイセツ)に花粉団子を作って巣に運ぶ。その団子の色は集める花
の種類によって変わるのだが…、

今、札幌近郊の水辺ではエゾミソハギが満開で、そこにやってきていたセイヨウミツバチとマルハナ
バチの花粉団子の色を見て驚いた!

mitsubachi_20150829_1.jpg
 *セイヨウミツバチ 2015年8月29日 江別某所

seiyoumaruhana_20150829.jpg
 *セイヨウオオマルハナバチ 2015年8月29日 江別某所

…どうです、美しいエメラルドグリーンでしょ!
 花粉団子の色は、よく見かける「黄色」ばかり、ではないようです!

このミツバチが集める花粉団子の色の多様性と美しさに魅かれて、花毎の団子のカラープレートを
作成し、それを直接張り込んだ、トンデモナイ本を作ってしまった人がいまして…、

Dorothy Hodges、驚くべきイギリス女性。1952年発行の”The Pollen Loads of The Honey Bee”
の著者。この本のことは、またいつか機会があれば紹介してみたい。

さて、肝心のエゾミソハギ(Purple Loosestrife)のカラープレートですが、この本の最後の頁
にありました。色もぴったりですね。

polen load
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桃姫の飼い主

Author:桃姫の飼い主
南極大陸を横断したグリーンランドハスキー犬『キンタ』を曾祖父に持つ由緒正しい駄犬『桃姫』とその飼い主が綴る、北の空の観天”呑気”

なお、ブログ中の拙い写真・絵画イラスト・文章等の著作権は放棄しておりませんのでご留意ください。

宣言:「私は原子力を利用しない世界を求めます」

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