小川糸さんの著書

ここのところ、まとめて小川糸さんの著書を読んだ。

本屋大賞にノミネートされている『ツバキ文具店』。
デビュー作にしてベストセラーになった『食堂かたつむり』
日々の過ごし方を吐露した『これだけで、幸せ』、『たそがれビール』。

どれも生きること=食べることに比重が置かれていて、好ましい。
それから小川さんのモノに対する考え方にも共感できた。

少数の、墓場まで付き合いたいと思えるモノ達だけに囲まれて生活したい。
私もそう思う。

『ツバキ文具店』は4月からNHKのドラマにもなる、とのこと。
配役も含めて、楽しみにしている。

『さようなら、オレンジ』(岩城けい著)

「知らない事への恐怖が知ることの歓びにかわる…」(『さようなら、オレンジ』から)

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『緩慢の発見』(シュテン・ナドルニー著、浅井晶子訳/白水社)

「…あらゆる時間の流れに対して、意思の力で自分を緩慢にする。鈍重になる。」
 (北海道新聞書評・大道珠貴評から)


緩慢の発見 (EXLIBRIS)緩慢の発見 (EXLIBRIS)
(2013/10/16)
シュテン ナドルニー

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盛口襄氏の言葉

盛口満氏の日記(2009.1.7)からの引用になります。
とても大切な内容を含んでいると思うので、転載をお許しください。

「父はガンである。ガンになって色々わかったことがあると言う。診察を受けるとき、最近の医者はパソコンとニラメッコして話すが、あれがどうもナァ…と父は言う。患者と向き合ってこそ医者じゃないか?と。」

「患者をさぐりながら治していかないとダメじゃないかな。教師も一緒。教師は自分の正しいと思うことを教えちゃう。それはダメ。生徒と対面して、互いにわからないとこまで見つけていかないとダメじゃないかな」

「それには教師は生徒たちのワク(パラダイム)に気づく必要があると言う。『例えばね、土の授業をやるでしょ。高校、それも進学校だよ。それでも土ってどんなもの?と聞くと、”キタナイ”っていう返事。ナゼって聞くと、”ご飯を食べる前に手を洗いなさいって”っていうわけ。じゃあ、”土は何で出来ている”って聞くと、”バイキン”って言うの。笑っちゃうでしょう。でもこれが生徒のパラダイム』」

「その生徒のパラダイムに気づく中で、教師自身も自分のパラダイムに縛られていくことに気づくこともある。教師も生徒も互いに自分のパラダイムに気づき、そのパラダイムをうち破ることが教育だ…と父は言った。『それが明日を作る力だよ。そんな発見をしていくとね、死ぬまでやることがいっぱいある。だから幸せ』」

「『我々はね、ものを知りすぎてるの。そこが生徒に比べるとダメな点。だからうまくいかない。だいたい教師が偉く見えちゃだめ。ミジメに見えないとね』」

「今の科学は体制の側に入るため、エリートになるための道具になってしまっていると父は言う。科学をすることが、その個人のメリット…と強く結び付いている。しかし、科学というのは、そういうものなのか。教師はその原点から問い直すべきというのが父の語った主張だった」


ー 盛口襄氏は2010年10月に亡くなられた。 ー

『ニッポンの嘘』(福島菊次郎出演、長谷川三郎監督、トランスフォーマー)


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「最近のカメラ、特にデジタルカメラを見ると、何だかおもちゃみたいで撮る気がしないの」
「カメラが簡単になりすぎて、みなカメラにたよりきって、カメラ任せになってる」
「機会と一緒に人間も単純になっていってる。それが怖いよね」

「カメラというのは体の一部だから、目をつぶっても操作できるように、
 形も機構もまったく同じ物を使い続けるべき」
「いろんな機種を持つ人もいるけど、あれば一番下手なやり方」

(以上、『CAMERA magazine No.18』(エイ出版社)から引用)
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桃姫の飼い主

Author:桃姫の飼い主
南極大陸を横断したグリーンランドハスキー犬『キンタ』を曾祖父に持つ由緒正しい駄犬『桃姫』とその飼い主が綴る、北の空の観天”呑気”

なお、ブログ中の拙い写真・絵画イラスト・文章等の著作権は放棄しておりませんのでご留意ください。

宣言:「私は原子力を利用しない世界を求めます」

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